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石田 徹さんの仕事

石田 徹さんからの新作です。
モダンな“和”の提案。
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栗の食膳。写真ではわかりにくいですが、表面は浅い鑿目で埋め尽くされています。
さざなみ立つ水面のように。その効果か木がものすごく良く見える。
木材はなんといっても目込みが命。目込みはメゴミと読み、年輪の精粗を指します。
同じ木なら目の詰まった木の方がいい。
これは、大体、木材全般について共通して言えることと思います。
見た目の面白さだけでなく、杉・ヒノキなどの針葉樹なら、目の込んだ木の方が
概して脂っけが多く、硬く締まっていて耐久性に勝るし、削りやすい。
広葉樹なら、目が詰まっているほど概して軽く、狂いにくく、削りやすい。
面白いことに、針葉樹はゆっくり成長するほど木は硬く重くなる。
広葉樹では逆に、ゆっくり成長すればするほど木は軽くなる。
木質の構造の違いによるんだけど、これは僕にとっては少なからず革命的な事実で、
この性質の違いは人間にも当てはまるような気がする。
杉のように一本気にまっすぐ天へ向かって伸びる人。
また、雑木林の木のように四方八方へ光を求めて枝葉を広げる人。
目的は同じで、でも考え方が違う。
ゆっくり成長するほど軽くなる、という一見矛盾したように思えることを、木が証明している。
ああ、そうか。というような思いがしたのでした。
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お盆として使える天板を取り外すとこんな感じ。
食膳としてだけでなく、いろいろな場面で重宝しそうな気の利いた作りで、
使う楽しみがありますよね。

栗の食膳   ¥50,000
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by g-workswood | 2009-01-08 00:14 | クラフト/作品紹介