GWORKSだよりー手づくり家具の店ー”特注家具もお気軽にご相談ください”

gworkswood.exblog.jp

作業場から

しとしとと、いい雨が降り始め三連休が終わりました。
日曜日は天気にも恵まれ龍神方面にもかなりの方がみえたようです。
龍神の稲刈りもピークを迎え、日高川沿いの田んぼにはずらりと稲穂が並んでいました。
仕事帰り、刈りたての稲穂を竿にかけるおっちゃん。
写真を撮っていいですか?と聞くとしぶしぶOK。
そのわりには「これでいいのか?」とポーズまで決めてくれた(笑)。
まだ青さの残る稲穂が、一段と輝かしい。

a0064506_30697.jpg

                      掲載許可済


もうひとつ秋の風物詩。
これまた帰りの夜道、車道脇に多数のイガを確認。
ただちにUターンして拾いにいくとご丁寧に中身はからっぽ・・・。
皆、考えることは一緒かと思っていたらひとつだけ中身が入っていました。
a0064506_301649.jpg


今日、草木染の本を読んでいたら、
かつては黒い染料と取るのに栗を多用したそうです。
樹皮から葉から花から、もちろん木質部まで、
栗の木のほぼ全部分にはタンニンが多く含まれていて
そのタンニンを鉄と反応させることで糸(主に絹)を染めたそうです。
黒といえども、墨を流したような真っ黒ではない。
色見本の写真が載っていましたが、
上品な、薄暗がりのような黒。

前回、栗の円卓を載せましたが、
材料として栗を使うときは少し気を使います。
刃物を長くあてていればすぐに黒く変色してしまうし、
ポタリと汗がおちると、塩基と反応するのだろうか、紫色に変色してしまう。
同じように、栗の木を使っていると手についた木屑が汗と反応して
指先が紫になります。

古く(といってもさほど古くはないけど)李朝の時代、
韓国では、栗の木はさげすまれていた。
現在、李朝家具として残っているものの多くは、
上流階級の役人が職人に作らせたものですが
(とはいえ、作らされた、注文で作った、という受身な感じが全然しないところが李朝家具の素晴しいところ。嬉々とした存在感がある。・・・ものが多い)
栗の木は最下級の人が使う木と決まっていました。
ちなみに李王朝は厳然とした身分階級制。
これはもしかすると、金属の装飾品を載せたり、仕舞っておくと、
木が黒くなってしまうからではないか?
などと思ったのですが果たして真偽は如何に。

ともあれ、栗は建築材としては抜群の耐久性から、
家具材としては木目の鮮明さや、軽さから、
日本にはなくてはならない良材ではないでしょうか。

そうそう、それから秋の味覚として。だった。


[PR]
by g-workswood | 2008-09-16 03:50 | 木工/作業場から