2008年 10月 12日
作業場から
ご注文で制作していたチェストの部材です。
龍神杉の柾目板。
作業場の裏には、樹齢80〜100年の杉を
柾〜追柾で使えるように製材して積んであります。
柾目というのは、ご存知の方も多いでしょうが、
こういう、まっすぐな木目の板。
これに対して、板面にタケノコのように年輪が現れているものを板目と呼びます。
引出しの側板や底板などは見えなくなる部分ですが、
板が反ってくると、出し入れのスムーズさに支障が出て来ます。
材料を選ぶことは作る時にしか出来ないので、
薄板にしてしまうのが惜しいような3寸の平角をエイと挽き割って使います。
今回は、まず4枚の板で箱を作り、そこに化粧前板を後付けするので
下地になる下地前板には節のある板も使っています。
寛
by g-workswood
| 2008-10-12 10:58
| 木工/作業場から