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GWORKSだよりー手づくり家具の店ー”特注家具もお気軽にご相談ください”

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2008年 02月 06日 ( 1 )

作業場から

2月4日。立春。七十二候は、東風解氷。とうふうこおりをとく。
明けて、5日の今日は陽射しが暖かく、屋内にいると本当に春のような日和でした。
しかしまだ風は冷たい。昼休みに、外で飯を食べようかと出て行ったヨンちゃんが、首をすくめて帰ってきました。

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大阪、T様より注文制作中の栃デスクです。仮組みをして足回りの“ほぞ”の固さや、胴付きの密着度を確かめながら慎重に仕事を進めます。制作にかかると、一息にテンポよく塗装までもっていきたいものですが、今回はテーパーのついた脚と、貫(ぬき・水平方向の補強材)の接合部を合わせるのに手間どってしまいました。仕事をしていると、0,5ミリの隙間が何十倍にもなってわたくしを問い詰めます(笑)。哀しいかな、それが木工という仕事の性であり、また木工にとって必要な価値観なのだと思っています。
甲板に、600幅の一枚板がきて、浮いた感じのない、落ち着いたデスクになりそうです。



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                  フォトショップにてコントラスト補正

こちらは納品待ちのロッキング・チェア(松本 泉 デザイン/制作)。
躯体部は杉、アールのかかった脚の曲がり木は桜です。
昨年はサンディエゴ在住の方が注文してくれたりと、人気のある定番です。

杉という木は個体差のある木で、もちろんどの樹種もおおいに個体差がありますが、
特に色に関しては、杉は実に多様多彩。このフォトの杉のように渋い飴茶のものもあれば、こげ茶からダイダイ色や、ピンクがかったものまで。
材質もそれぞれで、脂ののった固い杉から、サクサクとした感じの軽いの木まであります。
龍神産の杉は、湿潤な気候とはっきりした季節の変化から、脂のノリと木目の明瞭さに定評があり、大阪あたりでは建材として好まれると聞きます。
そのわりにネームバリューが効かないのは「宣伝が下手だからやー」と泉氏談。

はじめは様々な色をしている杉も、使い込むうちに飴色の艶が出てきて、
茶色い色に落ち着きます。いずれ、使い込んだフィットチェアの紹介もしたいと思っています。

                        大島
by g-workswood | 2008-02-06 04:13 | 木工/作業場から